【不動産会社にも分かる】Googleが公開したSEOの基礎

2019年7月12日

新規OPENの不動産企業でも、創業当初からHPを充実させ、SEO対策を施す企業が増えて参りました。集客のご担当者様はインターネット経由での集客を強く意識しており、検索順位アップに繋がる対策を日々行っているかと思います。

本記事では、SEOの基本的知識を書いていきます。

『 SEO 』 とは?

SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字から作られた言葉です

ユーザー向けに価値あるコンテンツを提供し、検索エンジンにページが適正に評価されるように専門的な技術を施し、特定のキーワードで検索された場合に上位表示させることを意味します。

なぜSEOが必要かというと、特定のキーワードを検索するユーザーは、自らが欲しいサービスや商品、または関連情報を積極的に探している可能性が高く、企業が求めている成果に繋がりやすい傾向があるためです。既に気持ちができあがっているユーザーや質の高いユーザーを獲得できる可能性が高まるため、多くの企業のWEBサイトやHPでSEO対策が施されているのです。

順位はどのように決まるの?

そもそも、検索エンジンはひとつではありません。

・世界最大の検索エンジン「Google」

https://www.google.co.jp/

・日本最大の検索エンジン「YAHOO!JAPAN」

https://www.yahoo.co.jp/

・Windowsで有名なMicrosoft社製の検索エンジン「Bing」

https://www.bing.com/

・韓国人のド定番。同国のトップシェア「NAVER」

https://www.naver.com/

このように、世界には様々な検索エンジンがあります。『どのように順位が決まるのか?』という問題は、それぞれの検索エンジンによりそのルールが変わります。それぞれの検索エンジンが定めるサイト評価の指標により、検索順位結果が決められるのです。

では、我々日本人はどの検索エンジンの評価指標を目指すべきでしょうか?

<日本での検索エンジンシェア(PC)>

  • Google 約67%
  • Yahoo! 約23%
  • その他 約10%

このように日本国内では、約90%がGoogle、Yahoo! を利用しています。さらにYahoo!の検索エンジンはGoogleと同じものを使っていますので、国内でサイトやHPを作成し、上位表示を目指すためにはGoogleの検索エンジンから評価を受ける必要があるのです。

Googleが掲げる10の真実

みなさんは、「Googleが掲げる10の真実」という言葉をご存知でしょうか?

Googleが策定した、検索エンジン運用における理念のようなものです。この中にはGoogleがどのようにサイトを評価し、検索順位を決めているかを知る膨大なヒントが隠されています。「10の真実」を理解することでサイト運用や、SEO対策の本質が見えてくるはずです。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
ユーザーの利便性を一番に考えている。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ない

2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
Google では、他の分野でも検索技術を活用することで、ユーザーが生活のあらゆる面においてさまざまな情報にアクセスして利用できるよう努力を続けています。

3. 遅いより速いほうがいい。
Google は、ユーザーの貴重な時間を無駄にせず、必要とする情報をウェブ検索で瞬時に提供したいと考えています。

4. ウェブ上の民主主義は機能する。
アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。

5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
世界はますますモバイル化し、いつどこにいても必要な情報にアクセスできることが求められています。

6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
・検索結果ページには、その内容と関連性のない広告の掲載は認めません。
・ポップアップ広告は邪魔になってユーザーが見たいコンテンツを自由に見られないので、Google では許可していません。
・Google が掲載する広告には、スポンサーによる広告リンク(スポンサーリンク)であることを必ず明記しているため、検索結果の完全性が損なわれません。

7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
Google が他のどの検索サービスよりも多い HTML ページのインデックス登録に成功した後、Google のエンジニアたちは、簡単には検索できない情報に目を向けました。ニュース アーカイブ、特許、学術誌、数十億枚の画像や数百万冊の書籍を検索する機能です。

8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
全世界のユーザーにすべての言語で情報へのアクセスを提供することを目標としています。

9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
Google の社員たちはさまざまなバックグラウンドを持ち、エネルギーと情熱をほとばしらせながら、仕事、遊び、人生に独創的にアプローチしています。

10. 「すばらしい」では足りない。
Google は、全世界のユーザーがまだ具体的にイメージしていないニーズを予測し、新たなスタンダードとなるサービスを作り出しています。

(引用元:https://www.google.com/intl/ja/about/philosophy.html

Googleがこの「10の真実」を策定したのは、会社設立から数年後のことです。
Googleはサービスをリリース、刷新するたびにこのリストとの照らし合わせを行い事実との乖離がないかを確認しています。

冒頭記述したとおり、Googleの検索エンジンはこの真実に沿って開発されている考えてほぼ間違いないでしょう。つまり、この10の真実をよく理解し、サイトの作成を行えばGoogleからの評価を受け、検索結果上位をできる可能性が高まるのです。

では、それぞれの項目に照らし合わせSEO対策になり得る考えを記していきましょう。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

ユーザーにとって有益なコンテンツ・情報が検索結果に上位表示され易いことを示しています。HPやサイトの中身がユーザー目線で作られている必要があります。

2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。

情報やサイト内容の深度を示しています。サイトの専門性や独自性を高め、ユーザーから選ばれるサイトである必要があります。

3. 遅いより速いほうがいい。

サイトが表示されるまでのスピードや、サイト内で閲覧したい情報にたどり着けるまでの時間も速いほうが良いでしょう。ユーザビリティを意識してサイトを作る必要があります。

4. ウェブ上の民主主義は機能する。

バックリンク(被リンク)の多いサイトは評価され易いことを示しています。ページ間のリンクをGoogleは「投票」と位置づけています。つまり多くのサイトから投票されるサイトは検索結果で上位表示させるべき信頼性の高いサイトである、とGoogleからの評価を受けられる可能性があります。

5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。

サイトはあらゆる端末で閲覧されます。現代では、スマートフォンでサイトを見る人間が急増しています。スマートフォンでの閲覧に最適化されていないサイトは検索順位が引き下げられる可能性が高くなります。(モバイルフレンドリーアルゴリズム)WEBサイト全体感ではなく、ページ単位で適応されます。

6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。

Googleはユーザーの利便性を重要視しています。嘘の情報や、悪質なSEO対策はSEOスパムと呼ばれペナルティの対象になり得ます。ユーザーのためにならないことはしない方が得策でしょう。

7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。

常に生まれ続けている世の中の情報やユーザーにニーズに対応する必要があります。サイト内のコンテンツも新しい情報を発信する必要があるでしょう。

8. 情報のニーズはすべての国境を越える。

サイト閲覧者が日本人だけとは限りません。多言語対応させることで、閲覧者が飛躍的に伸びるサイトになる可能性もあります。多くの人間に閲覧されるサイトは高評価を受けられるかも可能性が上がるでしょう。

9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。

比喩として考えるならば、既成概念に囚われるな、と変換可能でしょう。独自のアイデア・発想に基づいたサイトは新たにユーザーを集められるかも知れません。

10. 「すばらしい」では足りない。

ひとつのゴールで安心せず、常にサイトを進化させる必要がありそうです。ユーザーに有益であることは勿論、その先を考えたサイトを作ることが求められています。

最後に

SEOに関する情報は世の中に氾濫しています。不動産会社様も様々な情報に触れる機会もあるかと思いますが、本記事に書いてある基礎知識を参考に本当に必要な情報を取捨選択して頂ければ幸いです。

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