【査定サイトで物上げ】顧客情報を徹底分析②|顧客名でネット検索

2020年5月13日

「インターネットの反響は追客する気にならない」

不動産一括査定サイトに関わらず、ネットからの問い合わせ客に対しては、
直接来店や電話問い合わせの顧客ほど、積極的に営業、追客できない不動産会社が非常に多い。

たしかに痛いほど気持ちはわかるが、今や不動産業を営む事業者にとって、ネット集客を一切しないという選択はできないだろう。
今後不動産業で売上をあげ続けるために、ネット集客のノウハウを知っておいて損はないはずだ。

前回から全3回にわたって【査定サイトで受託率向上】顧客情報を徹底分析というテーマに沿って3パターンの手法を紹介している。

第2回である今回は、不動産一括査定サイトから送客された情報をネット検索する意義や効果的なやり方についてまとめた。
これは、ネット経由の顧客以外でも役に立つ内容なので、ぜひ試してみてほしい。

査定サイト反響の顧客をネット検索する意義

不動産一括査定サイトを含め、インターネット反響の顧客は、決まりにくいと思われがちだ。

なぜか?

原因の一つに、直接来店や電話反響の顧客に比べ、インターネット反響の顧客は、
顔が見えず、声が聞けず顧客の人物像をイメージしにくいというのがある。

そのため、不動産会社の担当者は、「漠然としたネット客じゃどうせ決まんないだろう」と思ってしまい、積極的に追客する気持ちにはならないのだ。反響ごとに費用が発生するような媒体で反響を獲得している場合、これは非常にもったいない。

しかし、顧客名や名義人名をネットで検索し、家族構成や年齢、趣味などを少しでも知ることができたら、具体的な人物像を想像しながら追客できるようになる。さらに、人物像を想像できれば、その顧客に対しどのような提案をするか考えることができる。

こんな些細なことで良いのか?
と思うかもしれないが、単にネット集客するだけでも追客活動に力が入るようになる。

効果的な検索方法

それでは、反響の顧客名をどのようにネット検索すべきか紹介する。

顧客名:杉山幸一
現住所:静岡県浜松市
査定物件所在地:石川県金沢市

上記の条件の場合、ただ“杉山幸一”と検索しても、検索結果には多くの候補が現れるため当人にたどり着きにくい。
そこで、以下のような検索キーワードで試してほしい。

・顧客名or登記名義人名+住所地の都道府県名(杉山幸一 静岡)
・顧客名or登記名義人名+住所地の市区町村名(杉山幸一 浜松)
・顧客名or登記名義人名+物件所在地の都道府県名(杉山幸一 石川)
・顧客名or登記名義人名+物件所在地の市区町村名(杉山幸一 金沢)

このように、顧客名に住所地名や物件所在地名をかけ合わせたキーワードで検索すれば、
顧客本人の情報にたどりつける確率が上がる。

入手できる情報

顧客名を検索すると以下のようなWEBサイトに引っかかるであろう。

・Facebook
・Eight(名刺管理ツール
)のプロフィール
・勤め先のHP
・卒論(特に理系の場合)
・学生時代のスポーツなどの記録(大会等)
・社会人になってから参加したスポーツイベントの記録(市民マラソン・ゴルフコンペ)
・懸賞の当選者

この中でも特に、Facebook・Eightのプロフィール・勤め先のHPが出てきたら熱い。顧客の背景や趣向にかなり迫ることができる。それに加え提案内容やアプローチの仕方も細かく練ることができる。その他のサイトでも顧客の趣味趣向や経歴を知る参考になるので、やる価値はあるだろう。

最後に

今回は、不動産一括査定サイトから送客された情報のネット検索についてまとめた。

ネットで顧客のことを検索するなんてストーカーみたいじゃないか!と思う方もいるだろう。しかし、費用をかけて獲得した情報を少しでも有用化できる方法があるのに、そのような感情で機会を逃すことがあろうか。
顧客の情報を入手し、最適な提案をすることは必ず仕入れ増加に役立つ

不動産業は言わずもがな情報産業である。
顧客に関するあらゆる情報の入手には全力を注いでいただきたい。

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